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感覚の捉えにくさは姿勢・運動の問題としても現れます。様々な感覚が脳に届き、まとまった情報として処理された結果、姿勢の変化や手足の運動が起こります。例えば、つまずいて転んだとき、足が引っかかった感じ(固有受容覚)や何かに当たった感じ(触覚)、頭が傾いた感じ(前庭覚)をキャッチし、とっさに手を伸ばして身を守ろうとするはずです。逆に、これらの感覚の捉えにくさや処理のしにくさがあると、転んでも手が出ずに顔を擦りむいてしまうかもしれません。このように、基本的な運動であっても、感覚で捉えた情報を基に私たちの身体は運動を起こしているのです。
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