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触覚は、触ったり、触られたりすることを感じる感覚で、皮膚を通して感じます。針でチクッと刺された痛み、水を触ったときの温度、毛布の柔らかさなどを感じる感覚です。
触覚には主に4つのはたらきがあります。
① 防衛する
② 識別する
③ 情緒を安定させる
④ ボディイメージ(身体の地図を把握する)の発達
触覚には大きく「防衛する役割」と「識別する役割」があります。私たちは普段「識別する役割」を使いつつも、触覚を通して危険を感じると反射的に「防衛する役割」を使いますが、この情報処理がうまくいかないと、必要以上に
「防衛する役割」を使ってしまい、結果的に触ることや触られることに不快感を示す場合が出てきます。例えば、散髪や歯磨きが苦手、服のタグが嫌、砂や泥が嫌などです。
また、子どもは親との触れ合いの中で心地よい感触を豊富に感じ取る経験をします。これが情緒の安定につながります。しかし、触覚をうまく処理できないと心地よさを「不快」と捉えてしまい、情緒的な安定が得られにくくなります。
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