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よく見られる姿

ガンガンタイプ(感覚探求)は、感覚刺激の感じ取りにくさをもっています。そして、感覚に対する欲求を満たすために、通常よりもたくさんの感覚刺激を必要としています 。感覚刺激が脳に届きにくいという 点はぼんやりタイプ(低反応)と似ていますが、届きにくいからこそ「もっと、もっと!」と 自分で感覚刺激をたくさん取り入れようと探求する点は、このタイプに特有のものです。 

特に、触覚・固有受容覚・前庭覚は覚醒の調整と密接に関係しているので、激しく跳び回る、衝動的で危ないことばかりするなど、感覚刺激をふんだんに得られるような行動がよく見られます。

支援の方向性

このタイプの子どもは、一見すると危険で、度を越えて激しい行動をしてしまいがちです。しかし、このような行動は、感覚刺激をたくさん取り入れることで覚醒を適切な状態に調整しようとするなど、子どもなりに問題に対処しようと努力した結果かもしれません。したがって、活動に取り組む準備段階として、「感覚への欲求をしっかりと満たすことで覚醒や注意の維持・調整を促すこと」が重要になります。 

気になる行動に共通する感覚刺激の特徴から子どもがどのような感覚刺激に対して強い欲求をもっているか見当をつけ、その感覚刺激が十分に提供されて、かつみんなで楽しむことのできる別の活動を取り入れてみます。触覚に関わる水遊びや感触遊び、固有受容覚に関わるおしくらまんじゅう、ジャンプ遊び、前庭覚に関わるブランコ、滑り台遊びなどがおすすめです。

また、わかりやすい強い刺激を好む一方で、微妙な感覚の違いを繊細に感じ分けることが苦手な場合が多いため、力加減・動きのコントロールが苦手な場合が多いです。

まずは、力いっぱい取り組める活動を十分に楽しんだ後に、運動の調整が必要な活動に移るとよいでしょう。 

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